栂 海 新 道 

【期 日】2009918()21()    前夜発34

【天 候】晴れ時々曇り、晴れ時々曇り、晴れ、晴れ

【記 録】 

9/17  23:33上野発 急行「能登」=9/18泊駅5:0110=北又小屋5:576:201合目6:58  2合目7:113合目7:30405合目水場8:26467合目9:20268合目9:535810合目イブリ山10:32451850m11:1545―夕日が原12:3513:00―朝日平テント場13:37  

     9/19朝日平テント場6:00―朝日岳7:0219―吹上のコル7:462050m8:579:14―黒岩平水場10:2242―黒岩山11:30―サワガニ山12:5013:08―北又の水場13:5114:10―犬ヶ岳14:56―栂海山荘15:05

     9/20栂海山荘6:02―黄連山6:587:05―菊石山7:40―下駒岳8:25331085m9:0919―白鳥山10:0720―シキ割水場11:2034―坂田峠12:2140―尻高山13:2028―二本松峠14:17―入道山14:32―栂海新道登山口15:3040=外波 民宿「たまや」15:50

     9/21 外波 7:10=親不知駅7:2035=糸魚川8:15=松本11:4659=立川14:33

【費 用】上野=泊電車8190円 泊=北又小屋タクシー9300/台 (黒東タクシー

    0765821166)  朝日平テント代500円  栂海山荘協力金1000円  民宿「たまや」6500円   親不知駅=立川 電車 6710

【感 想】

  9/1718 急行「能登」は、平日のため乗客もまばらのため、床にシートを敷いて十分に睡眠をとることにした。泊駅に着くと相乗りする登山客が既に待っていた。高齢の男性でザックは小さいので、これからの予定を聞いたところ日帰りで栂海新道を歩くとのこと。14時間はかかるだろうといわれたときは、びっくり!!  北又小屋の親切なご主人に見送られて、重いザツクを背負い朝日平に向けて登りだした。標高差1400mであり気合がいる。5合目水場で1リットルほど水を補給したらザックが重く感じられ途中8合目で足が重くなり前に進めないため、臨時の休憩をとつた。ミヤマシオガマ、ダイモンジソウが途中咲いていた。

   ここから先はなだらかな登りで気分も安らいだ、途中ブルーベリの黒い実が熟れており早速口に入れると酢っぱくて疲れがとれる。明日の行動食用にビニール袋に取れるだけ収穫する。夕日が原では、紫色のカライトソウやチングルマの咲いた跡がワタスゲのようになり草原を覆い草紅葉の中でゆれている。

   苦労して上った人しか見れない景色であり疲れも吹き飛んだ。朝日平では、テント数張り張ってありさつそくビバーク用のツェルとを張って横になった。

9/19 朝起きると、ツェルトの表面から水滴が落ちてきたがシュラフカバーをかけており大事に至らず安眠できた。朝日岳までは、充分に休養したため苦労なくして登ることが出来た。山頂からは剣岳、白馬岳の稜線がはっきり望める。吹上のコルで蓮華温泉の下りと分岐していよいよ栂海新道の始まりである。ここから黒岩山の間かこのコースのハイライトである。やさしく折り重なるよう広がる山稜を舞台に、草紅葉に色づけされた湿原と池塘が次々に出てくる光景はまさしく地上の楽園そのものである。黒岩山からは厳しいやせ尾根を進む。途中北又の水場で炊事用水を3リットル補給する。往復10分の所に水場がありとうとうと流れていた。重くなったザックで40分ほどアップダウンを繰り返すと犬が岳。そこから10分位進むと今日の宿 栂海山荘に到着した。

  登山客は10名位。すべて単独の男性で親知不から登ってきた方が多くザツク重量は、24kgの方もいて強兵ぞろいである。栂海山荘の管理人の小野先生から食事後ビール、ウイスキー、焼酎を飲まないかとのお誘いあった。もちろんお誘いを受けて栂海山荘建設、維持管理について苦労されているお話を伺った。

9/20  朝起きると晴れで剣岳、朝日岳、高妻・乙妻、青海黒姫山が確認できた。昨日降りてきた朝日岳から犬が岳のコースがはっきりと見える。またこれから下る白鳥山までの山並みが見え親知不まではまだ遠いと感じた。下駒岳登りの最後の急坂には、体力を消耗したがそこから先はなだらかな下りである。しかし距離があるため長く感じた。シキ割水場で水を補給して気分を新たにして出発。坂田峠で休憩後ブナ林から杉の林に変わる中を親知不まで歩きとおした。ようやく長かった栂海新道登山口に到着。民宿の送迎車で宿に向かった。

ミヤマシオガマとダイモンジソウ チングルマの咲き終わった跡
朝日小屋 朝日平にツェルトを張る
朝日岳登りより前朝日と朝日小屋を望む 朝日岳山頂
吹き上げのコル これから栂海新道が初まる 黒岩山へ行く途中の草紅葉
黒岩山へ行く途中の池塘 食事用の水をここで補給 
栂海山荘 朝日に輝く朝日岳
白鳥小屋 親知不 日本海 栂海新道登山口
inserted by FC2 system